
どーも、カップヌードルに入っている謎肉が好きなまふーです。嫁さんが謎肉否定派なので、離婚の理由にならないか心配しきりです。
FF14の新生エリア、グリダニアのフィールド曲として流れる『静穏の森』が好きで好きでたまりません。FF14内でギャザクラなどの作業をする時にずっと聞いていたいレベルです。
静穏の森にはストーリーがある?
交響曲のように四楽章編成であれば、その中に物語性を含めるのは当然かも知れませんが、筆者は『静穏の森』にも物語性を感じます。と言っても、交響曲のような大掛かりで壮大な物語ではなく、日々の営みの中に感じられるような物語です。
冒頭の静かな立ち上がりは小鳥のさえずりが聞こえてきそうな朝のイメージ。そして中盤まで続く長閑でのびやかな調子は、野外活動にぴったり。
風による木々のざわざわに合わせて、木漏れ日もざわざわ動く描写がとてもきれいで気持ち良いです。実際に木々に囲まれて深呼吸しているかのよう。
一番のポイントは二面性
『静穏の森』が名曲たるゆえんはその二面性にあると筆者は考察します。
森は一種の生態系を保持し、様々な恵みを与えれくれると同時に、得体の知れない何かの存在を感じさせる場所でもあります。
山がちな国土で生命のリレーを代々行ってきた日本人も、自然への感謝と恐れが受け継がれていますし、周辺地域の文明化を推し進めてきた古代ローマも、一部のガリア人、ゲルマン人が本拠とする黒い森を恐れてきました。
木漏れ日の紋様が美しく、生命に満ち溢れた昼間の森と、濃密な闇が本能的な恐怖心を刺激する夜の森の対比は『静穏の森』でも表現されています。
ひたすら穏やかで、光がそろそろ注ぎ込む朝ぼらけを感じさせる序盤とは打って変わって、中盤は緊張感に満ちています。嵐の前のざわつきを感じさせるほど。「ここにいてはいけない」と感じさせる何かがあります。
陸地で人でも動物でもない何かと遭遇するとしたら、平地でも整備された畑でもなく、やはり山や森なのです。
自然の美しさ、穏やかさだけではなく「怖さ」まで表現しているところに『静穏の森』が名曲たるゆえんがあるのではないでしょうか。
まとめ
『静穏の森』は森の二面性を表現した名曲だよ。「ちょっと怖い」ところが表現できているのが素敵だよ!
【静穏の森ミニレビュー】
美しさ……☆☆☆☆
激しさ……☆☆
物語性……☆☆☆☆
中毒性……☆☆☆☆