【筆者のプレイ時間】12時間ほど
【ダウンロードサイズ】1GB未満
【ジャンル】HD-2D 群像RPG
【耳より情報?】PS陣営ではリリースされていません
【操作性】
標準的な2DRPGの操作体系。ゲームシステム(固有アクション)のチュートリアルも用意されています。
なぜかデフォルトで英語表示、英語音声になっているのでoptionから日本語表示に変更しましょう。音声は英語のままでも楽しめます。
【グラフィック及びデザイン】
HD-2Dという、ドット絵に慣れ親しんたオッサンなどのプレイヤーを殺しにかかるようなデザインです。光の表現にこだわっている印象。
ドット絵のようなグラフィックは全てを描写しているわけではないので、小説のようにプレイヤーの想像力によって補完され、キャラクターは生き生きと動きます。
そしてドット絵の視点の一つに『えぐい表現、あざとい表現を緩和してくれる』というのがあります。
徹底してリアルに描くと、遊んでいる人がドン引きしたりする、陰惨なストーリーやモーション、やりすぎ感のあるアクションも、ドットキャラでは生々しさがやわらぎ、ショッキングな内容も受け入れやすいものになります。
【世界観及びストーリー】
世界観は中世ファンタジー風の域を出ない印象。オクトパスというだけあって、8人のストーリーが群像絵巻を織り成していく感じ。
主人公を一人選ぶことになりますが、残り七人のストーリーもきっちり味わえると思われます。
複数の主人公と言う点では、ロマンシングサガシリーズが思い出されますが、バトルシステムを含めあれよりは綿密な作りです。主人公が一時的にスイッチするようなシステムが苦手だとつらいかも。
【ゲームとしての楽しさ】
キャラクターやゴリ押ししにくいバトルシステムに魅力を感じるかどうかで評価が変ってくる作品です。
きっちり相手の弱点を考えたり、強敵が火力を上げるタイミングを狙ってブレイクさせないと戦闘でかなり苦戦します。
講堂順位と行動回数の概念があるターン制に近いバトルですが、スピード感や爽快感のあるエフェクトもあり『プレイヤーがぼうっと画面を眺めている』時間はありません。
自軍の行動を待っている間も、ブレイクを中心に据えた戦い方を考える必要があり、雑魚戦闘ですら「効率的な攻め方」のため思考が要求されます。
パーティー編成を考えたり、ストーリーを追うためにバランス良く各キャラのレベルを上げて行ったり、無理のない装備更新を考えたりと頭を使う要素がなにげに多いです。
序盤だけかも知れませんが、一気に戦闘力が上がる高額アイテムがちょこちょこ売っており「もっとリーフ(お金)があれば……」と思うことしばしばです。
「レベル上げなんかやってられるか!」というせっかちさんとは相性が悪いでしょう。逆にパーティー編成やそれにともなう戦い方のアレンジやレベル上げを楽しめる方には向いています。
最大効率を求めて攻略サイトを見てしまうと、自分で編成を考える楽しみが減ってしまうのは難しいところ。
特徴的な固有アクションも、全ての街全てのキャラでこなしていこうとするとかなりの時間をもっていかれます。コツコツの極み。
【こんなプレイヤーにオススメ】
・群像劇が好きな方
・ゲームにあまりリアルさを求めない方
・レベル上げやパーティー編成を考えるのが好きな方
・考えながら戦闘をしたい方
みなさま良いゲーマーライフを!
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