※マイクロソフトAI「マリオ 兄弟 リアル」で生成。いい笑顔してっこと
初体験というものは強烈な記憶が残っているものです。ましてや映像のように記憶を保存するまふーことわたしは、数十年前の記憶もお手軽に呼び寄せることができます。
ビデオゲームに関する「ほぼ」最古の記憶は、任天堂のマリオブラザーズに関するものです。ゲームばっかやってるダメ人間と、ビデオゲームとのファーストコンタクトについてお話します。
ファーストコンタクトは灯油のにおいと共に?
北国の冬はさむうございます。降雪と低温が続くと二か月ばかり路面が凍りっぱなしというケースもございます。凍った路面では老若男女ペンギンのように歩いております。
そんなよちよち北国勢の生活に灯油は欠かせません。エアコンでまかなうなど無理ゲーです。ベリーハードどころかインフェルノ。環境に即して表現するとコキュートスです。いまでも実家とつきあいのあるところにMというところがございまして、わたしの両親は何やら縁があるらしくそこから灯油の宅配を頼んでおりました。
留守番を任せられるほど賢い子供ではなかったわたし及び弟は、そのMに用事がある際母親に連行されまして、そこでファミリーコンピューター及びマリオブラザーズと遭遇したのでございます。自分は小学校低学年あたりだったと思います。
M家のお子さんたちは当時の自分よりもだいぶ年上で、マリオブラザーズで遊ばせてくれました。これがビデオゲームとのファーストコンタクトでございます。確かファミリーコンピュータのコントローラーのABボタンは●ではなく■だったと記憶しております。(初期型)
昔の家屋らしい急でせまい階段をのぼり、雑然とした部屋の中にファミコンはありました。
操作に戸惑いカメにぬっころされ続けるリアル兄弟
自分の意思がコントローラーを介して伝わり、ひげのオッサンがちょんちょこ動くことに衝撃を受けました。そして、ジャンプと左右移動は理解できたものの、それを組み合わせるという行為が思いつかず、上の段に飛び乗ることができません。
上の段に移動できないと、ダウンさせた敵をけっとばすことができませんので、自分と弟はカメをダウンさせてはパワーアップと共に復活させるというカメの養殖業者みたいなことをしておりました。もちろん紫までパワーアップしたカメに兄弟はコロコロされます。
紫のカメに逃げ惑う兄弟
カメをしこたまパワーアップさせ、ゲーム内のブラザーズと等倍のスピードまで進化した紫のカメがどんどこ降りてきます。そして垂直ジャンプしか知らないのでジャンプしてかわすこともかなわず、われら兄弟はひたすらダッシュして逃げるのみ。
最下段をひたすら逃げ惑う兄弟、せまりくるカメ、スペースがなくぶつかりあう兄弟、目前に迫るカメ、おしくらまんじゅう状態になり両方ともまともに動けなくなる兄弟、ちょっとした地獄絵図のできあがりです。心の中では「どいてどいて!」「死ぬ死ぬ!」「あああああああああああ!」と叫んでおりました。(よそのおうちなので静かにしておりましたよ)
かような地獄絵図with紫カメがわたしとビデオゲームとのファーストコンタクトです。ろくなもんじゃねえ!! いまでもカメに関しては特別なこだわりがあります。紫のカメが夢の中で出てきたら白目むくほどうなされる自信があります。
みなさんとビデオゲームとのファーストコンタクトはいかがでしたか? 地獄絵図でしたか? いまでも悪夢にみますか? 紫のカメはせまってきますか? 灯油のにおいはしますか?