どーも、前の記事を書いた数時間後にシアカムのトレードが正式に決まって「うぁ~」と変な声が出たまふーです。
シアカムはトレードでペイサーズへ
「なんで東地区なんだよ!」と思いましたけど決まったものは仕方がない。かわりにブルースブラウンや誰かや誰かや指名権がどんどこやってきました。完全に再建モードですねラプターズ。
スポーツ系の記事では評価が高いペイサーズのトレード
ペイサーズによる二度のオールスター選出を誇るシアカムの獲得を、ほとんどのスポーツ系記事では評価しています。これで東の上位陣にペイサーズが対抗できるのではないかと。
一人のバスケ好き、一人のラプターズファンの口から言わせてもらうと「かなり調整しないと上位陣には対抗できない」と厳しい内容になります。
何年もプレイオフで対戦しているのでシアカム対策ができている
ペイサーズが撃破を狙う東の上位陣というのは、
のことかと思われます。優勝候補として名前がのぼるチームですね。ここらへんのチームはながいことラプターズとイチャコラしているため、シアカム対策ができています。バックスはディフェンス弱体化している印象ですが、それでもノウハウは蓄積されています。
右へドライブするスペースを潰し遠いところでショットさせる
シアカム対策はシンプルです。得意な右へドライブするコースをふさぎ、なるべく密集地帯でドリブルさせ、スリーポイントを含む遠い位置でのショットをするよう仕向けます。
シアカムは独特のリズムとしなやかな身のこなしを持っている上、体も強いので彼のペースに巻き込まれるようだと、ちょっといいぐらいのディフェンダーだとメタメタにされます。
体を当ててスペースを作ってから自分のリズムで打つペイント内ショットは得意ですが、自分のリズムでないタイミングで打つミドルより遠いショットは得意ではありません。スリーポイント成功率も基本的には35%未満で、30%に満たないシーズンもあります。
シアカムはペイサーズオフェンス用の調整が必要
ボールを保持し、ドリブルをつくことによって自分のリズムを生み出すシアカムは、フロアを広く使いパスとアウトサイド中心で攻めるペイサーズのシステムと相性がいまいちです。
ペイサーズがいまのようなオフェンスを継続したいなら、シアカムはプレイを調整する必要があります。もちろん、ペイサーズがオフェンスのバリエーションを増やすため、球離れのよいペイサーズオフェンスとは異なる、ミスマッチを単独で攻めるシアカムの個人技を欲しがった可能性もあります。
シアカムは十分なパス能力ももっているため、プレイオフまでにはペイサーズオフェンスに適応できるかと思います。ただ、キャッチアンドシュートの能力だけはここ数年さほど進化していないので「シアカムだったらそのまま外で打たせる」ような方策を相手チームが取る可能性も。その場合シアカムの悲しそうな姿が映されるかも知れません。
数少ない2019年の優勝メンバーであるスパイシーPことパスカルシアカム、ペイサーズでもご陽気にプレイして欲しいものです。もうハリバートンと並んでスキップ走しちゃってよ。元気でね、そしてありがとうシアカム!